1/20 Ferrari 126C2 1982 ロングビーチGP仕様
更新日 2010/11/07


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2010年の15作目です。
ものすごーく久しぶりのF1です。
最後に作ったのがMP4-8だったと思うから18年ぶりぐらいだろうか…。
奇跡のオールドF1キットブームの火付け役、
伝説のF1ドライバー、ジル・ビルニューヴ最後のマシン126C2のロンビーチ仕様です。

レギレーションの誇大解釈から生まれた段違いウィングが魅力的です。
(結局失格になっちゃうんだけどね…。)
こういう個性のあるマシンって出てこないよなぁ…。
ハードウェアの革新による争いってのが目に見えなくなってきたのが、
F1人気衰退の一因ではないかと思ってます。(他にもあるとは思うけどね。)

なんだかんだいいながらこれも出て結構経ってるのよね…。
当時、フジミから126C2が出ると聞いた時、「マジか?ロングビーチ仕様出たら買うぞ」
と思ってたら、ホントに出てビックリしつつ買っちゃいました。

カーモデルは、作るのに神経使うからいつか作りたいとおもいつつ放置してましたが、
ロータス79が出て、それを作る前に習作として作っておきたいと思ったのと、
バルキリー作れたんだし、車も作れるかなと、思い起こして作って見ました。

金もないので、ディティールアップパーツは一切なし。
改造も全くしてない素組みです。

とにかく塗装に悩みました。設計図の色指定は見ただけでアテにならないのはわかってましたが、
若いころかき集めた資料はもうなく、ネットでいろいろ調べたけど、
同じ部位でも色が違うのが結構あって、どれがロングビーチ仕様なのかかなり悩みました。
結局、開き直って、適当に塗ったんですけどね…。

いろいろと言われるフェラーリの赤、これという確信は無かったんですが、
クレオスのモンザレッドに似てる、ガイアのブライトレッドで今回は塗って見ました。
クレオスのモンザレッドより塗りやすくて発色はいいけど、もう少し重い赤なんだよなぁ…。
クリアーは新たに買うお金が無いので、買い置きしてあったクレオスのスーパークリアー(無印)です。

今回は今まで怖くてできなかった、研ぎ出しによる鏡面仕上に挑戦してみました。
エッジを削りすぎてはいけないってのは理屈では分かってるけど、
意外と、削ってないところ以外にヤスリが当たってるということに気が付きました。
おかげであちこち失敗してますが、まぁこれでやり方と、注意点はわかったかな。
何事も、理屈だけじゃなく実践が必要ですね。

出た当初は散々叩かれただけあって、ノーズの形状がなんとなくちがうし、
スケール間違えたんじゃないかと思うぐらいエンジンはデカイしで、
叩かれたのも納得なんですが、このキットはこの時代に出た事自体に意味があるキットなんで…。

タミヤの寡占状態の時は何年かに一度、思い出したようにフェラーリばっかり出る
10数年間を思えばホントにいい時代になったもんです。


 

 

 

 




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