−GUNDAM MODELS−
O.M.N.I. ENFORCER
<Oppose Militancy & Neutralize Invention ENFORCER>
SIDE
 
 
 
 
型式番号:GAT-X100
全高:20.05m
重量:75.4t
武装:
M72 AMSATミサイルランチャー×6
 
機体解説
 
C.E.70地球連合(O.M.N.I. ENFORCER)大西洋連邦(Federal Union of Atrantic)はGAT-Xナンバーズに代表される新型機動兵器開発を開発する。モルゲンレーテ社主導により、オーブ連合首長国の所有する資源衛生“へリオポリス”にてGATX-102 DUELを筆頭にGATX-105 STRIKEまでの5機が製造される。新型機動兵器開発計画が軌道に乗ると(OS問題を除き)地球での量産化のため、先行試作の形で一部のパーツが大西洋連邦下で製造されることになり、特殊装備を有するX200及びX300系に先駆けて、X100系のフレーム及びパーツが製造されることになった。これらはGATシリーズの本格運用時における整備員の育成と、FX-550 SKYGRASPERを始めとしたGAT支援機の開発、損耗時の予備パーツにと予定された(ZAFTの“へリオポリス”襲撃事件によりGATX-105 STRIKEを除く4機のGが強奪されたのは周知の事)。こうしたパーツの寄せ集めで形だけは新型機動兵器として完成した機体は、GAT-X100の型式番号が与えられることになる。が、未完成のOSを搭載したまま行う各種実験ではデータの収集はおろか起動すらままならず、急遽2名のオペレーター兼補助パイロットの配置が決定する。こうして2名分のオペレーター席と各種データ収集用センサーを詰め込んだ頭部が設置され、以後新型機動兵器のデータ収集機として第1の役割が与えられ“TRAINER”の名称が与えられる。ナチュラル用OS開発や、新型機動兵器のパイロット養成などに寄与した本機であったが、GAT-01 STRIKE DAGGERの生産及び運用が本格的に開始されると、その任を終えた本機は解体処分となる予定であった。が、C.E.71 9月26日より開始された“第2次ヤキンドゥーエ攻防戦”においてZGMF-X09A JUSTICE及びZGMF-X10A FREEDOMの使用が確認されたアームド・モジュール“METEOR”の驚異的な戦闘報告を受けた大西洋連合上層部は、停戦の安堵に浸る間もなく同型装備の開発計画を決定し、モジュール開発の核(コア)機として再びGAT-X100に任が与えられた。これは、本来データ収集機材を多数搭載しており各モニタリングに最適であったのと、ナチュラルが運用するにあたりモジュールの兵装を効果的に使用するには火器管制パイロットが不可欠との判断からGAT-X100は打ってつけの機体であったのである。こうして頭部補助コックピットには改修が施され(2つのうち1つはモニタリング・コックピットとしている)、モジュールとの接続部が股間ブロックに増設された(接続部はSWS(=Striker Weapon System)方式としている。このため、モジュールの型式番号はストライカーパックに則りAQM番号が与えられることになった)。1次改修を受けた本機は、型式番号をGAT-X100-2と改められている。また、アームド・モジュール開発はMA製造メーカーであるアドゥカーフ・メカノインダストリー社が行うことになった。その後、本計画はYMAF-X6BD ZAMZA-ZAHとYMAG-X7F GELLS-GHEなどの大型MA開発へと移行していくが、平行してMS用アームド・モジュールの開発は継続されていた。これらの技術はGFAS-X1 DESTROYへと帰結していく。
こうして一応の完成を見たMS用アームド・モジュールであったが、ユニウス条約によって核動力の兵器運用が禁止されると、膨大なエネルギーを消費するこれらの兵装は実質的に実戦投入が不可能となり、一時計画は凍結される。が、“ユニウス・セブン落下事故”によって再びプラントとの戦争が開始されるのと同時に、“アーモリー・ワン襲撃”によって強奪したZAFT製MSに装備された“デュートリオン・ビーム”技術が明らかになると、これのコピーを使用した改修が行われているが、母艦に搭載された発信照射システム技術は入手しておらず、さらに独自開発したデュートリオン・ビーム発信器は非常に効率が悪く、エネルギーチャージに必要な時間はおよそ1分と実戦に耐えうる数値ではなかった。このためアームド・モジュール本体に加えGAT-X100頭部ユニットにも増設パワーセルを2基搭載することになり、2次改修を受けた本機は、型式番号をGAT-X100-3へと改められる。その際、本機唯一の武装としてM72 AMSATミサイルランチャー3基を頭部左右側面に装備されている。
 
 
AQM/EMA-X00 BARBARICCA
 
型式番号;AQM/EMA-X00
全長:25.4m
重量:40.5t
武装:
XM1100 陽電子破城砲
M74 AMSATミサイル×42
XM520 相列位相エネルギー砲<SkyllaV>×4
XM666 <名称不明>
陽電子リフレクター・シールド
 
機体解説
 
本装備は“XM1100 陽電子破城砲”のMS単独運用を実現化すべく計画された機体である。が、本来搭載予定であった核動力は“ユニウス条約”によって中断を余儀なくされ、代替案のZAFTより奪取した“デュートリオン・ビーム”技術も不完全のまま、未だパワーソースに問題を抱える機体となっている。GAT-X100の股間ブロックからSWSで接続接続されており、火器操作は全てGAT-X100側で行われる。双胴型の本体部の大半は大容量パワーセルとエンジンブロック(及び推進剤タンク)で構成されており、各種武装は更にハードポイントに接続する形で構成されたモジュール構造となっている。本体中央部にはXM1100 陽電子破城砲が、両舷部には陽電子リフレクターを装備したシールドとXM666及びXM520 相列位相エネルギー砲<スキュラV>で構成される複合兵装が、双胴型本体部の各後部にはM74 AMSATミサイルを21発を搭載するミサイルランチャー2基が装備されている。BARBARICCA(=バルバリッチァ)とは「神曲」に登場する地獄の第8圏5濠の獄吏、12人の鬼の集団の一人。その名前の由来は「悪意に満ちあふれた者」の意である。
 
●XM1100 陽電子破城砲
艦載型陽電子破城砲<Lohengrin>を小型化したもの。AQM/EMA-X00 BARBARICCAを象徴する兵装。艦載型と比して60%の出力となっている。発射には80%のエネルギー残量が必要であり、この数値は戦闘状態において約5分の稼動時間経過が限界となる。当然発射後は全エネルギーを使用するため、機体は機能停止する。
 
●XM520 相列位相エネルギー砲<SkyllaV>
GAT-X303 AEGISなどに搭載される相列位相エネルギー砲<Skylla>の改良型。縦列配置で2門装備されている。
 
●XM666 <名称不明>
非公式であるがMBF-P01-Re Gold Frame<AMATU>に装備される<マガノイクタチ>の技術が転用された兵装。鋏状の部位で敵機に接触し、エネルギーを機外に放出させると同時に自らのエネルギーとする兵装。少しでも継戦能力を維持させるため、敵機のエネルギーをも必要としてしまう本機のエネルギー損耗がいかに大きいかを物語る兵装と言える。
 
●陽電子リフレクター・シールド
陽電子リフレクターを装備するシールド。機体全周に展開するほどの出力はなく、シールドを中心とした僅かな範囲である。シールド表面はラミネート装甲の改良実験型が使用され、拡散したビームの熱をエネルギーに再変換(変換効率は非常に悪い)する新機軸が盛り込まれている。エネルギー損耗に対する技術陣の涙ぐましい努力が伺える装備である。
 
 
 
   
 
 
 
 
 
<キット解説>
 
丁度トーナメント優勝(残念)記念種ザク(嫌味になるが...)を送った直後、きゃめるさんからGMコンペの話が届く。加えて“GM兄貴”めがさんの参加表明とあって、自称“GM兄貴の子分”としては打倒兄貴の目標を掲げ、いやがうえにもモチベーションが高まる。最近の種キット販売乱発ペースに、我が工房の製造ペースが全く追いつかず、マウンテンサイクルには山のように種系が増えていく状況で、新たにGM系のキットを買う余裕も時間もない。頼みの綱は以前制作したキットの提出だったが、きゃめるさんに打診したところ敢えなく却下。現在のロールアウト待ちはHGガイア、HGイージス、HGダガーとフォビドゥンのMixであるから、諦めて新作を作る事にする。ダガーとフォビドゥンのMixはGM系で行けるのだが、なにせ色物、硬派物で緩急をつけたベテランGM兄貴の球を打つのは容易ではないので、ここは新作を決意する。コンペの盛り上がりも考えて、インパクトに欠ける単品を避け1/144サイズでボリューム感を出す事にする。かといってGM=量産の図式は単純であるので1機でのボリュームを考え、合体物にする。
まずは本体選び。初期HG“SEED”のキットは非常に出来がいい。設定画と作画バランスの最大公約数を見事に表現しているキットで、惚れ惚れしてしまう。で、マウンテンサイクルからGAT-X102デュエルを選出。宇宙世紀で言えばガンダムである。ここから種連合MSが生まれ出た原器である。シンプルなボディラインはまさに21世紀を担う新GMの祖。
で、おもむろに1/100サーペントの胴体部を頭部にする。
ゴーグル・アイさえしていればGMと言い張る図々しい考えでいたので、コックピットブロックにチョイチョイっと顔を彫る。暴走開始の警笛が鳴った瞬間だ。
「かっこえぇ....あんたかっこえぇよ!!」
D-3と副座機が琴線である。フェティッシュな部分だ。単純に電子戦闘機では芸がないので、設定に頭を捻りつつの作業が続く。人外のシルエットの機体に乗る女性パイロットってのもフェティッシュな刺激を感じるので、本体はフェミニンな体型になるように、肩関節、股関節を短縮。本来アサルトシュラウドを装備させるためにクリアランスが設けられていた部分でありマッシブなイメージが強かったが、これにより多少のフェミニンさが出た。イメージは女マジンガー系や機械獣、重機動メカに見られる線のエロさとビザール感。(連れに見せたらガサラキのイシュタルっぽいって言われたが、イメージソースは全く違う。)今年のテーマはエロいメカなので、野太い大砲(男根の象徴)に跨るイメージがこのあたりで固まる。打ってつけの武器が1/100サーペントに混入しているので心配は無用だ。一物をぶった切って(「痛い!」)思案する。“跨る+股間に接続”ってイメージはできあがっていたので、当初魔女のほうきっぽいイメージを出したのだが、スクラッチではなく既存のパーツを前提にするミキシングビルドでは一体感がない。どうしても元のデザインが強く残ってしまう。で、マウンテンサイクル2に乗り物を探す旅にでる。ありました。プラモの神は見捨ててはいません。MG ZZのバックパック!!ジャストフィット!!搭乗に関しては無改造です。コアファイターZZのデータカードに載っているのは伊達じゃないです。バックパックのユニット配置を換え大砲(ちなみにサーペントの武装は2種類1/2を3つで1.5種類を使用)を配置。贅沢ですが二度と作らない(と思われる)キットの供養です。キットはランナーから切り離してナンボ!てか仮組で放置の無縁仏が多い...我が家のマウンテンサイクル。
しばらく制作が進むと両舷が寂しい。ここでおなじみマウンテンサイクル。ありました!MGゴッグの腕!!
「すげぇ....。てかGMコンペか?これ。」
フレキシブルアームの蛇腹とごっつい野性的なクローの男らしさを恍惚と眺める中、我に返る。もう何が何だか解らないテンションの機体になりそうなので泣く泣く却下。カプルやHGハイゴッグの腕でも良かったが、マウンテンサイクルには無いと確信できる。で、プラモ屋にGo!永遠に定位置にいると思われるガルボジッックに挨拶した後、物色するもなかなかヒットする感触がない。で悩んだ挙げ句に買ったのは.....です。作例で判断してください。
で、「GMなのか!」と言えば「GM系?ヤバくね?」な感じです。大仁田厚の気分。
「サムライスピリッツも侍全然いないじゃないか!!」
皆さんの反応が楽しみな作品が出来て満足。
 
復活しそうにないですが、拙のHP形式での発表です。下記のURLは我が家のPC内のみ存在しますのでご了承ください。
 
 
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