−GUNDAM MODELS−
O.M.N.I. ENFORCER
<Oppose Militancy & Neutralize Invention ENFORCER>
SIDE
型式番号:GAT-X117
全高:18.85m
重量:97.7t
全装備重量:113.5t
武装:
PSMPR-X04 337mm プラズマ被帽型多目的ランチャー
・XM803 APFSDPS(= Armor Piercing Fin Stabilized Discarding Plasma Sabot)
・XM755 HEAPDPS(= High Explosive Armor Piercing Discarding Plasma Sabot)
・XM902 榴散弾
・XM536 対艦ミサイル“スレッジハマーU(= SladgehammerU)”
220mm 6連装ミサイルポッド
・M70 AMSAT ミサイル
・M79 多弾頭ミサイル
MPMG-73B 多目的マシンガン
機体解説
地球連合(O.M.N.I. ENFORCER)大西洋連邦(Federal Union of Atrantic)はGAT-Xナンバーズに代表される新型機動兵器開発と同時に、運用実験及び教導を目的とした特殊任務群(S.O.G.=Special Oparation Group)”近接戦闘教導団(= Crosed Battle Drill Team)”(通称:近戦教、コードネーム:オメガ)を創設する。近戦教は、名称にこそ”教導”と冠しているものの、実際は既存の兵器体系とは全く異なる新型機動兵器の運用を、自らの部隊が最前線に立ち、あらゆる任務と状況下の中で戦術を模索していく新兵器の実験部隊であった。
これら近戦教に代表される特殊任務に対応すべくGAT-01 DAGGER系とは全く異なる設計思想で開発されたのが、「特殊戦術機動兵器(ASTGAT=Advanced Special Tactical Gressorial Armament Tactical)開発計画」において準第2期GAT-Xナンバーズとも呼ばれるASTGATの機体群である。GAT-X117は100系フレームを使用し、砲撃支援の標準機を目指して設計された機体である。特筆すべきは砲戦機体でありながら設計となった基本機体がGAT-X103 BUSTERではなくGAT-X102 DUELであることで、Z.A.F.T.がGAT-X102に使用した増加装甲、追加武装オプションを元に、SWS(= Striker Weapon System)同様に限定的に戦局、戦況の変化に対応する能力を与えている事である。武装をマウントした背部バックパック及び本体アーマーは強制排除可能で、機動戦に対応するために自重を大幅に軽減することができる。もっともこのような状況は、あくまでも想定の選択肢であり、戦術として構成された機構ではなく、PS(=Phase Shift)装甲の使用を断念した結果(全ての「ASTGAT開発計画」機は、GAT-01A1に採用されたPS/TP装甲を使用しないバイタルパート防御がなされている。詳しくはGAT-X112 ASSAULT参照)の増加装甲である。同様に武装面に関しても継戦能力を向上させるため弾倉交換式のな砲撃武装としており、これによって状況に対応した砲弾が可能となり、攻撃対象を機動兵器と限定しない効果的な砲撃を行うことができた。
●PSMPR-X04 337mm プラズマ被帽型多目的ランチャー
プラズマによる“sabot”(=被帽)の使用を除き、旧来の滑腔砲等に見られるものと同様の武装。数種の砲弾を弾倉形式で選択可能。近戦教の要求から艦砲で使用される信頼性の高い既存の技術を使用した武装で、砲弾も艦砲とほぼ同型のものを使用する。代表的な砲弾の種類は以下。
XM803 APFSDPS(= Armor Piercing Fin Stabilized Discarding Plasma Sabot)
XM755 HEAPDPS(= High Explosive Armor Piercing Discarding Plasma Sabot)
XM902 榴散弾
XM536 対艦ミサイル“スレッジハマーU(= SladgehammerU)”
PSMPR-X04は後に改良を加えられGAT-X131 CALAMITYが携行使用する337mm PSB(= Plasma Sabot Bazooka)“To Death Block”へと発展していく。
●220mm 6連装ミサイルポッド
GAT-X103 BUSTERに装備されているものと同型。格闘兵装を持たない為、弾幕を張るための近接戦闘用の兵装として装備されている。
●MPMG-73B 多目的マシンガン
ブルバップタイプの機動兵器用マシンガン。下部にはドラム型弾倉を持つマルチ・ランチャーを装備している。口径は近戦教が運用する装備と統一されており、予備弾倉の互換性を有する。GAT-X112の型とは若干形状が異なっており、主にバックアップの任務機体が使用する装備とされる。
正面と背面。
<キット解説>
SEEDキット2作目。この文を書いている時点(2005夏)で、現行発売されているほぼ全てのHG SEED及びDESTINYを仮組んだ経験から言うと(この時点で既に阿呆です)、初期それもXナンバーズ5機に関して言えばほぼベストなキットと言えると思う。初級者から上級者まで(作って)遊べる幅が広いと感じるし。イメージとしてはMGに近い感覚で、無理にイジる事も無ければ、イジる場所も残されているってな具合なので、素を作るのもよし、破天荒なモノを作るもよしなキット。幸いポリキャップ(というか間接自体)が共通化されているので、アーマードコアもしくはヴァンツァー(フロントミッション)よろしくパーツの組み替えで俺ガンダムが作れてしまう点も良いね。第14回ガンダム・ファイトに向けて一考の価値はあり。てか、市場がガンダムばっかりなので、どんなパーツ持ってきても既視感あり、最新作でも既視感ありなのでガンダム・ブロックと化しているHG。それはさておき、やはりガンダムを作る訳にはいかないのと、GMカスタム風にGAT-X112を制作した手前、GMキャノンUが要る訳であります。しかし砲戦MSは重量級!なんてお決まりのデザインも飽きてきたので、「脚細っそ〜!」な感じで行きたかった反抗期。て考えるとバスターって結構斬新な砲戦MSなのね。で、GAT-X112の項でも触れたGAT-X103バスターの余剰パーツも駆り出していざ制作。てか制作した時点(2004夏)ではSEEDキットを3体しか購入していなかったなぁ.....。
○頭部
バスターの頭部をベースにゴーグルアイ化。角は当然オミット。フェイスは若干小さくなるように成型して完成。
○胴体
デュエルを使用。腰アーマーはGAT-X112を作った際に使用しなかったストライクの腰アーマーを平らにしてHGUCガンダムの腰の黄色いパーツを付ける。その際受け側がデュエルのままだと接続がおかしいので違和感がないように成型。アサルトシュラウドは分割して使用。丁度デュエル・ダガーの画稿が発表された時だったのでデザイン的なつながりもできた。ネックは砲戦用のキャノンだが、コトブキヤの武器パーツを使用してそれらしく。接続は市販のジョイントで、バスター>カラミティの流れが感じられるように“脇から手持ち”スタイルから馴染みの“背負い”スタイルに変更。GMキャノンUinSEEDな訳ですから当然っすね。
○腕
肩アーマーはバスターを使用。ヒーローっぽい張り出した部分はCutしてプラ板で成型。腕本体はデュエル。アーマーの使用も考えたが、お決まりになりすぎてイヤだったので却下。手持ち武装は武器セット(コトブキヤ?箱入りのやつ)で。
○脚
デュエルのまんま。全体にも言えることだがスジ彫りし直しと若干のディティール追加。
塗装はやっぱロービジっつー事でグレイ系だが、SEEDにはディアクティブ・モードなるモノが存在するので、PS装甲起動したら派手な色になりそうな雰囲気を感じるが、これが本体色。振り返るとかなり楽しんで作れたので、以降SEED系に行ってしまうきっかけとなったのだが、以後のキットは琴線に触れる出来のモノが少なく、無限地獄に堕ちていく。この話はまた他のキットで。