1/144 MSN-00100-1 白式
更新日 2007/05/01
2007年2作目です。
といいながら、コレって2年ぐらいかかってるのよね…。
百式のプロトタイプということで、
「百」から1字とったら「白」という字になるなという所から
「白式」と命名しています。
実はコレ、オリジナルではなく、2年ほど前に「ふたばちゃんねる」の模型板にUPされていたのを、
リアル友人の天狼氏がエラク気に入り、もう何年と止まっているガンダムTRPGの搭乗機としたいと言い出しまして、
作成を依頼してきたものだったりします。(天狼氏、白拍子氏、止まっててスマン…。)
つまりオマージュというかインスパイヤですね。
まぁ、見ての通り、HGUC百式とHGエルガイムのミキシングです。
作成開始当初はHGエルガイムが品薄で天狼氏がオークションでプレミア価格で仕入れてきたのでした。
(今頃になって再販されましたが…。R3でMk1も出してくれないかな。)
主な改造点として
1.エルガイム風の肩と首周り
見栄えのとしてのもっとも目立つとトコですね。
肩の横デッパリはプラ板を貼り合わせて、ゴリゴリ削って元パーツを作りました。
同じものを削ってもう一度作る自信など当然ないので、複製してます。
首回りの縦デッパリもプラ板の貼り合わせです。
ココの加工が一番技術的に苦労しました。
切って貼って削っての繰り返しですね。
よく模型雑誌で加工箇所について曖昧な書き方が多いのは、
試行錯誤の中でとにかく形にしてるから、
切って貼って削ってとしか書けないんだなというのを体感しました…。
読む側としては「もうちょっと詳しく書いてよ…」って思うもんなんですけどね…。
2.顔をエルガイム風に
エルガイムの顔をはめてるだけです。
高さ合わせに頂点に0.5mmを張るだけで丁度いい大きさでした。
今思えば、このサイズが合わなかったら、その時点で頓挫でしたね…。
3.シールドマウントを外側にして、肘を前に動かせる事
最近はそうでもないんですが、シールドを横に向けて肘を前に曲げられる事が
自分も天狼氏も一番こだわった箇所です。
永野メカの特徴として、写真のような腕のポーズが多いんですよね。
WaveのLジョイント3を使って再現してます。
こういうのが探せばあるってのはホントいい時代です…。
4.足先をエルガイム風に
かかとの方もエルガイム風もしくはエルガイムMK2風にしようかと思ったんですが、
そうなるとあまりにもMS離れしてしまうなと思い、かかとは百式のままです。
5.ZplusA1風のBR
TRPGでは主人公である天狼氏のキャラの機体ですので、
主人公らしく栄える武器がよかろうとZのBRを持たせてみました。
ただZのだと面白くないから、ZplusA1用のBR風にカートリッジを百式のに変えてます。
6.バックパックのバーニアバインダーのアレンジ
実はコレが最も苦しみました…。
元となるふたばチャンネルにあったものは、バックパックがありませんでした。
まぁ、肩の形状を引き立てるには無い方がいいですよね。当然だと思います。
でも、TRPGの主人公機なので、それなりの性能にしたいけど、バックパックがないと
あまりにも推力無さそうに見えるので、自作することにしたんですが、
この形状が思い浮かばない…。ココで1年以上手が止まってしまったんです。
無い物を作るという行為がコレだけ苦しい事とは…。
とにかく、前から見て肩の形状のじゃまにならないよう、折りたたんだような形状にしました。
下の写真の通り、通常の百式のバーニアバインダーの形状でも違和感はありません、
というか、むしろコッチの方が似合う気がしなくもないです…。
まぁ、この辺が現時点での自分のセンスの限界ですね…。
塗装は今回ガイアカラーを使ってみました。
やはりガイアカラーは隠ぺい力が高くて、塗装が本当に楽ですね。
どうしても作れない色以外は今後はガイアカラーで行こうと心に決めました。
仕上げにパール塗装を試みたのですが、なかなかパールっぽくならず、
塗り重ねていくうちに、エッジは丸くなり、表面処理の悪さから、特定の箇所に粒子が溜まってしまい、
余計に汚く見えてしまいました…。
メタリック塗装同様、パール塗装は下地処理が重要ですね。
正面 背面
百式のバーニアバインダー
BS装備
(正直こっちの方が似合う気がしなくもないが
肩の形状を目立たせたかったのよ…)
未装備
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