Wave 1/100 L.E.D.ミラージュ
更新日 2020/04/01


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2020年の2作目です。

IMSでLED出たし、もうコレは作ることないだろうなぁ…。
と、思ってIMSを買ったらコイツの作成依頼が来ました…。
作るのも楽だしキットの出来が違うからIMSにしない?って話しかけましたが、
 1.IMSの軽装版にはベイルとマントアーマーがない
 2.LEDのイメージは最初の頃のこのイメージ
 3.これは餞別で貰ったもんだからコレであることに意味がある
とのご要望を頂き、ぐぅの音も出ず。作成を決意しました。
IMS作る前でないと絶対完成まで気力が持たない…。

発売当初も話題になったキット。
確か、Wave初のインジェクションキットじゃなかったろうか…。
「MHをプラモデルで作れる!」とガンプラ感覚で買ってみんな悲鳴をあげたキット。
ハマりません、合いません、後ハメ加工出来ませんと超大変でした…。

本当に全工作能力を駆使しないと完成させられないキットでした…。

とりあえず、制作コンセプトとして
・完成させないといけないので、大幅な改修とかはしない。
  (パーツ手に入る保証無いからね…)
・細部の塗装がはっきりしない場所はV3の設定を参照
  (というかIMSの設計図参照)
・機体ナンバーは本編でAKD仕様で唯一活躍したカーレル騎で
  (実剣仕様だけど…)
としてます。

確かに組むのに難儀はしましたが、意外とポリキャップ接続部の調整のみで形にはなりました。
(逆に言うとポリキャップの接続穴を調整しないと接着すらできない…)

改造らしい改造はしてませんが、各部でモロにポリキャップが見える部分は可能な限り埋めました。
手首のポリキャップは丸見えなので、プラ板でポリカバーを作って隠してますが、
現実には肘装甲でほとんど見えません…。
肩関節、膝関節は後ハメ加工は無理と判断し、塗装してからマスキングして合わせ目を消してます。
各部のヒケが凄まじく、パテ埋めやすりがけを各面にひたすら行ってます。
多分、作業時間の2/3はこの作業だったと思う...。

ミネルバ、ファイター12で痛い目を見たので、各部モールドを彫り直して墨入れをしやすくしました
が、現実には白塗装の塗膜が厚くて墨が入らないところが続出しました…。
コレは掘りの問題より、塗装の問題ですね…。もっと時間かけて薄く吹かなきゃ…。

関節部の塗装はグレーか紫かで悩みましたが、紫に振ってます。この後IMSでも使うし…。
白はガイアのアルティメットホワイトに造形村のホワイトパールで仕上げてます。
パール塗装は何度もしてませんが、過去の反省は活かせたはず。(まだパール吹き重ね足りないかな…)
赤は本心ではブラッドレッドにしたかったんだけど、デカールと色味が変わるのはマズいと思い
ガイアのブライトレッドをクレオスのモンザレットの代わりとして、クレオスのシャインレッドを混ぜて、
デカールの色味に近づけたのを作って塗装してます。

最後のクリアーはウレタンも考えましたが、
もう何年も使ってないウレタンが使えるのか、失敗したら替えが効かないのを考慮して
ガイアのEXクリアーに妥協しました。

制作期間ほぼ3か月と時間はかかりましたが、その分満足できる出来になりました。
昔ながらの「最後にちゃんとするのはお前だよ、モデラーだろ?」ってキットではありますが、
丁寧に工作してあげれば、ちゃんとしたレッドミラージュなるキットです。

もう作ることは無かろうと思っていた、いい意味悪い意味含めての伝説のキットを
作る機会を与えてくれたアルシオン氏に深い感謝を!!


 

 

 

 
 
 
 

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